例題1 · 1–2年生
10になる組
6 + 7 + 8 + 2 + 3 + 4はいくつですか。
10になる組を探します。ここには6 + 4、7 + 3、8 + 2の3組があります。
10が3つで30です。
だから6 + 7 + 8 + 2 + 3 + 4 = 30で、くり上がりは一度もありません。
答え 30です。
ひっかけのある数1–6年生
19 + 23 + 81 + 77はいくつでしょう?前から順にたすと、くり上がりのあるたし算が3回続きます。19 + 81と23 + 77を組にすれば、100 + 100です。こうした問題では、うまい順番さえ見つかれば計算はやさしくなります。「ある数を思いうかべました」のパズルは、手順を後ろから元にもどしていけば解けます。大事なのは、計算する前に見る力です。
数は、どんな順番でたしてもかけてもよく、どこを組にしてもかまいません。25 × 9 × 4は25 × 4 × 9、つまり100 × 9です。
36 + 64、25 × 4、125 × 8のように、10、100、1000になる組を探します。きりのいい数なら、その先の計算が楽です。
「ある数を思いうかべました」の問題では、結果から逆にたどって、それぞれの手順を元にもどします。たしたものはひき、倍にしたものは半分にします。
同じ計算でも、長くなることもあれば、短くすむこともあります。計算する前に、きりのいい数になる組やまとまりを探します。
| 問題 | 楽なやり方 | 答え |
|---|---|---|
| 19 + 23 + 81 + 77 | (19 + 81) + (23 + 77) | 200 |
| 4 × 19 × 25 | (4 × 25) × 19 | 1900 |
| 1 + 2 + 3 + … + 10 | 1 + 10や2 + 9のような、11になる組が5つ | 55 |
計算する前に、問題全体を見ます。たしてきりのいい数になる数は組にし、かけて10や100になる数はとなりに並べ、いくつも続く手順は後ろから順に元にもどします。下の例題は、いちばんやさしい問題から算数オリンピックの問題へと進みます。
例題1 · 1–2年生
6 + 7 + 8 + 2 + 3 + 4はいくつですか。
10になる組を探します。ここには6 + 4、7 + 3、8 + 2の3組があります。
10が3つで30です。
だから6 + 7 + 8 + 2 + 3 + 4 = 30で、くり上がりは一度もありません。
答え 30です。
例題2 · 3–4年生
マキはある数を思いうかべました。その数を2倍して7をたし、出た数を3でわると、9になりました。マキが思いうかべた数はいくつですか。
後ろからたどって、最後の手順から順に元にもどします。
3でわって9になったので、その前は9 × 3 = 27です。7をたしたので、その前は27 − 7 = 20です。
倍にしたので、もとの数は20 ÷ 2 = 10です。確かめ:10 × 2 + 7 = 27、27 ÷ 3 = 9。
答え 10です。
例題3 · 5–6年生
2026 × 2026 − 2027 × 2025はいくつですか。大きな数どうしをかけずに求めましょう。
どちらの積にも2026 × 2025がかくれています。2026 × 2026は、2026 × 2025に、さらに2026をたしたものです。
そして2027 × 2025は、2026 × 2025に、さらに2025をたしたものです。
だから差は2026 − 2025 = 1で、大きな数のかけ算は一度もしていません。
答え 1です。
MathTrail は、間違った答えを一つひとつ、どのひっかけにかかったのかから解説します。このテーマでよくあるひっかけを、お子さまへの声かけの例と一緒に紹介します。
最後まで解かずに止まってしまいます。3組のうち2組だけをたして残りを忘れたり、手順を1つだけ元にもどして、その結果を答えにしたりします。
声かけ
「どの数も使った?どの手順も元にもどした?」
手順を、反対の計算ではなく同じ計算で元にもどそうとします。7をひくかわりにもう一度たしたり、9と3でかけ算をするかわりにわり算をしたりします。
声かけ
「たし算を元にもどすのは何?わり算を元にもどすのは何?」
問題文の数が、そのまま答えになってしまいます。マキが思いうかべた数ではなく、最後に出た9や、とちゅうでたした7を答えにします。
声かけ
「これは計算して出た数?それとも思いうかべた数?」
小さな数を6つか8つカードに書き、全部たす前に、10になる組をお子さまに探してもらいましょう。
「ある数を思いうかべました」を、役を入れかえて遊びましょう。手順と結果を伝えてお子さまに数を当ててもらい、次はお子さまに手順を考えてもらいます。
お店では、値段をくふうした順番でたしてみましょう。99は100より1少なく、49と51で100です。先にきりのいい数にして、あとでずれを直します。
計算のくふうの問題を出してください