MathTrail

ひっかけのある数1–6年生

計算のくふう

19 + 23 + 81 + 77はいくつでしょう?前から順にたすと、くり上がりのあるたし算が3回続きます。19 + 81と23 + 77を組にすれば、100 + 100です。こうした問題では、うまい順番さえ見つかれば計算はやさしくなります。「ある数を思いうかべました」のパズルは、手順を後ろから元にもどしていけば解けます。大事なのは、計算する前に見る力です。

解き方のカギ
計算する前に、楽な順番を探す
身につく力
たし算やかけ算の式を組みかえ、一連の手順を後ろから元にもどす力

計算のくふうのルール

計算する前に見る

同じ計算でも、長くなることもあれば、短くすむこともあります。計算する前に、きりのいい数になる組やまとまりを探します。

問題楽なやり方答え
19 + 23 + 81 + 77(19 + 81) + (23 + 77)200
4 × 19 × 25(4 × 25) × 191900
1 + 2 + 3 + … + 101 + 10や2 + 9のような、11になる組が5つ55

解き方:きりのいい数を探す

計算する前に、問題全体を見ます。たしてきりのいい数になる数は組にし、かけて10や100になる数はとなりに並べ、いくつも続く手順は後ろから順に元にもどします。下の例題は、いちばんやさしい問題から算数オリンピックの問題へと進みます。

  1. まず問題全体を見る
  2. きりのいい数に組みかえるか、後ろから元にもどす
  3. 別のやり方で答えを確かめる

例題1 · 1–2年生

10になる組

6 + 7 + 8 + 2 + 3 + 4はいくつですか。

  1. 10になる組を探します。ここには6 + 4、7 + 3、8 + 2の3組があります。

  2. 10が3つで30です。

  3. だから6 + 7 + 8 + 2 + 3 + 4 = 30で、くり上がりは一度もありません。

答え 30です。

例題2 · 3–4年生

思いうかべた数を求める

マキはある数を思いうかべました。その数を2倍して7をたし、出た数を3でわると、9になりました。マキが思いうかべた数はいくつですか。

  1. 後ろからたどって、最後の手順から順に元にもどします。

  2. 3でわって9になったので、その前は9 × 3 = 27です。7をたしたので、その前は27 − 7 = 20です。

  3. 倍にしたので、もとの数は20 ÷ 2 = 10です。確かめ:10 × 2 + 7 = 27、27 ÷ 3 = 9。

答え 10です。

例題3 · 5–6年生

2つの大きな積

2026 × 2026 − 2027 × 2025はいくつですか。大きな数どうしをかけずに求めましょう。

  1. どちらの積にも2026 × 2025がかくれています。2026 × 2026は、2026 × 2025に、さらに2026をたしたものです。

  2. そして2027 × 2025は、2026 × 2025に、さらに2025をたしたものです。

  3. だから差は2026 − 2025 = 1で、大きな数のかけ算は一度もしていません。

答え 1です。

つまずきやすいところ

MathTrail は、間違った答えを一つひとつ、どのひっかけにかかったのかから解説します。このテーマでよくあるひっかけを、お子さまへの声かけの例と一緒に紹介します。

家庭でできること

  1. 10になる組

    小さな数を6つか8つカードに書き、全部たす前に、10になる組をお子さまに探してもらいましょう。

  2. 数あてゲーム

    「ある数を思いうかべました」を、役を入れかえて遊びましょう。手順と結果を伝えてお子さまに数を当ててもらい、次はお子さまに手順を考えてもらいます。

  3. 買い物で計算のくふう

    お店では、値段をくふうした順番でたしてみましょう。99は100より1少なく、49と51で100です。先にきりのいい数にして、あとでずれを直します。

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