MathTrail

全体と部分5–6年生

百分率

値段が20%下がり、そのあとさらに20%下がりました。40%下がったことになるでしょうか。こうした割合の問題では、1%は何かの100分の1で、難しさはすべて、その「何か」にあります。元の値段か新しい値段か、鳥全部かニワトリだけか、ということです。手順ごとに、その前に「何のパーセント?」と問いかける子どもは、間違いのほとんどを避けられます。

解き方のカギ
手順ごとに、まず「何のパーセント?」と問いかける
身につく力
パーセントのもとにする量を見つけ、それが変わったときに気づく力

パーセントのルール

もとにする量が変わる

どのパーセントも、そのときの量に対するものです。値段が2回変わるときは、2回目の変化は新しい値段に対して考えます。

段階もとにする量そのあとの値段
20%引き200、つまり40引き160
さらに20%引き160、つまり32引き128
両方合わせて200、つまり72引き36%引き(40%ではない)

解き方:100%が何かを言う

手順ごとに、その前に、どの量が100%かを言ってください。その1%か10%を求め、それから問題に必要なパーセントを求めます。量が変わったら、新しい100%からやり直します。下の例題は、いちばんやさしい問題から算数オリンピックの問題へと進みます。

  1. 何が100%かを言う
  2. その1%か10%を求める
  3. 聞かれているパーセントを求め、何のパーセントかを確かめる

例題1 · 5–6年生

スポーツクラブ

ある学校の児童は300人で、そのうち35%がスポーツクラブに通っています。スポーツクラブに通っていない児童は何人ですか。

  1. 100%は児童300人全員なので、1%は300 ÷ 100 = 3人です。

  2. クラブに通っていない児童は、全体の100% − 35% = 65%です。

  3. 65%は65 × 3 = 195人です。

答え 195人です。

例題2 · 5–6年生

自転車の値段

自転車の値段は400コインです。春に値段が25%上がり、秋にはその新しい値段が20%下がりました。今、自転車の値段は何コインですか。

  1. 春は、元の値段の400コインが100%です。その25%は100コインなので、自転車は500コインになります。

  2. 秋は、新しい値段の500コインが100%です。その20%は100コインです。

  3. 500 − 100 = 400。自転車の値段は、また400コインにもどりました。

答え 400コインです。

例題3 · 5–6年生

かわいていくスイカ

農家の人が、水分が99%のスイカを200kg持っています。1週間後、スイカは少しかわいて、水分が98%になりました。今、スイカの重さは何kgですか。

  1. かわいてもへらないのは、水でない部分です。200kgの1%なので、2kgです。この部分は2kgのまま変わりません。

  2. 1週間後には水分が98%なので、その2kgは新しい重さの2%にあたります。

  3. 2%が2kgなので、1%は1kg、100%は100kgです。

答え 100kgです。

つまずきやすいところ

MathTrail は、間違った答えを一つひとつ、どのひっかけにかかったのかから解説します。このテーマでよくあるひっかけを、お子さまへの声かけの例と一緒に紹介します。

家庭でできること

  1. お店でパーセント

    お店で割引の値段を見つけて、一緒に計算してみてください。150の20%引きはいくら?10%から始めましょう。

  2. まず10%から

    80、350、1200など、いろいろな数の10%を求める練習をしてみてください。10%がわかれば、ほかのパーセントのほとんどは、あと1歩です。

  3. 何のパーセント?

    ニュースや広告でパーセントを耳にしたら、「何のパーセント?」と一緒に問いかけてみてください。だれも言っていないことがよくあります。

先に学ぶテーマ

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