MathTrail

論理5–6年生

集合算

チェスクラブに通う子もいれば、サッカーに通う子も、両方に通う子も、どちらにも通わない子もいます。こうした問題ではグループが重なっていて、コツは全員をちょうど1回ずつ数えることです。紙に2つの円のベン図をかけば、こんがらがった問題が4つの数に変わります。

解き方のカギ
円をかいて、真ん中から始める
身につく力
同じものを2回数えずに数え、それぞれの数が何を表すかを言う力

2つの円のルール

図の4つの部分

児童30人のうち、14人が合唱クラブ、11人が美術クラブに入っていて、4人は両方に入っています。図を真ん中から外へとうめていきます。

部分人数求め方
両方4問題文にある
合唱だけ14 − 4 = 10合唱クラブから両方の子をのぞく
美術だけ11 − 4 = 7美術クラブから両方の子をのぞく
どちらでもない30 − 10 − 7 − 4 = 9残りの全員

解き方:真ん中から外へ

重なり合う2つの円(ベン図)をかきます。まず真ん中に両方に入っている人数を書き、次にそれぞれの円の真ん中以外の部分、最後に外側の人数を書きます。真ん中がわからないときは、とりうる値を試して、どれが合うかを確かめます。下の例題は、いちばんやさしい問題から算数オリンピックの問題へと進みます。

  1. 円をかく
  2. 真ん中をうめてから、残りをうめる
  3. 部分を合わせると全員になるか確かめる

例題1 · 5–6年生

姉妹と兄弟

子ども24人のうち、姉か妹がいる子は15人、兄か弟がいる子は11人、その両方がいる子は6人です。どちらもいない子は何人ですか。

  1. 「姉・妹」と「兄・弟」のベン図をかきます。真ん中に入るのは、両方がいる6人です。

  2. 姉か妹だけ:15 − 6 = 9。兄か弟だけ:11 − 6 = 5。

  3. 円の中:9 + 6 + 5 = 20人。円の外:24 − 20 = 4人。

答え 4人です。

例題2 · 5–6年生

リンゴとナシ

子ども25人のうち、リンゴが好きな子は18人、ナシが好きな子は16人です。リンゴもナシも好きな子は、少なくとも何人いますか。

  1. 真ん中をできるだけ小さくするには、リンゴが好きな子とナシが好きな子を、できるだけ別々にします。

  2. 別々にすると18 + 16 = 34人分の場所がいりますが、子どもは25人しかいません。だから34 − 25 = 9人は、どうしても両方の円に入ります。

  3. 9人はありえます。リンゴだけが好きな子が9人、ナシだけが7人、両方が9人で、合わせて25人、はみ出す子はいません。

答え 9人です。

例題3 · 5–6年生

3つの教科

20人の児童がいて、どの児童も、算数、国語、図工の3つの教科のうち少なくとも1つが好きです。算数が好きな児童は12人、国語は10人、図工は9人です。3つとも好きな児童はいません。ちょうど2つの教科が好きな児童は何人ですか。

  1. 3つの人数をたします。12 + 10 + 9 = 31。1つの教科が好きな児童はこの合計に1回、2つが好きな児童は2回数えられています。

  2. 児童は20人なので、31 − 20 = 11回分が余分です。2回数えられた児童1人につき、1回分ずつです。

  3. だから、ちょうど2つの教科が好きな児童は11人です。確かめ:1つが好きな児童が9人、2つが好きな児童が11人で、9 + 2 × 11 = 31。

答え 11人です。

つまずきやすいところ

MathTrail は、間違った答えを一つひとつ、どのひっかけにかかったのかから解説します。このテーマでよくあるひっかけを、お子さまへの声かけの例と一緒に紹介します。

家庭でできること

  1. 床に輪を2つ

    フラフープを2つ、またはひもで作った輪を2つ、重なるように床に置いて、おもちゃを「赤い」と「やわらかい」に分けます。赤くてやわらかいクマのぬいぐるみは、真ん中に入ります。

  2. どんな6人?

    お子さまが「6人」と答えたら、「どんな6人?」と聞いてみましょう。両方のクラブに入っている6人と、どちらにも入っていない6人は、ちがう答えです。

  3. 家族アンケート

    家族に、お茶が好きなのはだれか、ココアが好きなのはだれか、のように2つ質問して、一緒に円をかきましょう。数え間違いが起きやすいのは、たいてい真ん中です。

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