MathTrail

ひっかけのある数1–6年生

偶奇と交互

15人の子どもが輪になって、男の子、女の子、男の子、女の子と、ぐるりと一周交互に並ぶことはできるでしょうか。こうした問題では、全部を数えたり、あらゆるやり方を試したりしなくても、偶数か奇数かで答えがわかります。たとえば、フェリーがどちらの岸にいるか、その得点がありえるか、最後の一手をだれが打つか、です。多くの子どもにとって偶奇は、手がどう進んでも変わらないものとの、初めての出会いです。

解き方のカギ
一手ごとに、偶数・奇数がどうなるかを見る
身につく力
すべてのやり方を試さずに、「ありえる?」に答える力

偶数と奇数のルール

奇数だけを数える

和が偶数かどうかを知るのに、たし算をする必要はありません。その中に奇数がいくつあるかを数えます。

たし算奇数の個数和は
4 + 6 + 8なし偶数
3 + 52偶数
3 + 5 + 73奇数
1 + 2 + … + 105奇数

解き方:偶数か奇数かを追う

問題の中から、偶数か奇数かになる数を見つけます。ものの数、和、列の中の位置などです。一手ごとに、また手順ごとに、その数が変わるのか変わらないのかを見て、はじめと目標を比べます。下の例題は、いちばんやさしい問題から算数オリンピックの問題へと進みます。

  1. 偶数か奇数かになるものを見つける
  2. 手順ごとに、それがどうなるかを見る
  3. はじめと目標を比べる

例題1 · 1–2年生

フェリー

フェリーが車を乗せて、川を何度も行ったり来たりしています。はじめは左の岸にいます。川を7回わたったあと、フェリーはどちらの岸にいますか。

  1. 1回わたると、フェリーは右の岸に、2回わたると左の岸にもどります。

  2. 2回わたるたびに、出発した岸にもどります。だから、わたった回数が偶数なら左の岸、奇数なら右の岸にいます。

  3. 7は奇数なので、フェリーは右の岸にいます。

答え 右の岸です。

例題2 · 3–4年生

4本のダーツ

リクは、輪ごとに1点、3点、5点、7点がもらえる的に、ダーツを4本投げました。ダーツはどれも的に当たりました。リクは15点取ったと言っています。それは本当にありえますか。

  1. どの輪の得点も奇数です。

  2. 奇数と奇数をたすと偶数です。ダーツ4本はペア2組で、どのペアも得点は偶数なので、4本合わせた得点も偶数になります。

  3. 15は奇数なので、リクがその得点を取ったはずはありません。

答え ありえません。

例題3 · 5–6年生

立方体の上のクモ

クモが、針金でできた立方体の頂点にいます。クモは1分ごとに辺を1本はって、となりの頂点へ動きます。ちょうど7分後に、出発した頂点にもどっていることはありますか。

  1. 頂点に色をぬります。出発点を白、そのとなりを黒、さらにそのとなりを白、というように続けます。図のように、どの辺も黒い頂点と白い頂点を結んでいます。

  2. だから、クモが動くたびに色が変わります。1分後のクモは黒、2分後は白、そして奇数分後なら、いつも黒い頂点にいます。

  3. 7は奇数で、出発点は白です。クモはもどれません。

答え もどれません。

つまずきやすいところ

MathTrail は、間違った答えを一つひとつ、どのひっかけにかかったのかから解説します。このテーマでよくあるひっかけを、お子さまへの声かけの例と一緒に紹介します。

家庭でできること

  1. 奇数か偶数か?

    ボタンをひとつかみ、にぎった手の中にかくして、お子さまに当ててもらいましょう。きすうかな、ぐうすうかな?そのあと、ボタンをペアにして並べ、一緒に確かめます。

  2. 10手目はだれ?

    2人が交互に手を打つゲームなら、どんなゲームでも、終わる前に聞いてみましょう。10手目を打つのはだれ?15手目は?最後まで遊ばなくても、偶数か奇数かで答えがわかります。

  3. 家の番号

    通りに並ぶ家の番号を見てみましょう。片側は偶数、反対側は奇数です。37番の家はどっち側?

次に進めるテーマ

このテーマの問題を頼んでください

偶奇と交互の問題を出してください

Claude に追加テーマ一覧